マーケティング

バンドワゴン効果とは?

バンドワゴン効果とは?

マーケティングなどでも活用できる
行動心理学の1つに「バンドワゴン効果」
というものがあります。

簡単に言うと、
バンドワゴン効果は、
多くの人が
評価しているものに対して

さらにより多くの人が
評価することを指します。

バンドワゴン効果という言葉は
聞きなれていないかと思いますが、
日常でもマーケティングなどでも
よく見られる行動心理になります。

今回は「バンドワゴン効果」について

  • どのような意味があるのか?
  • どのような事例があるのか?

などといった
バンドワゴン効果について
解説していきます。

バンドワゴン効果とは?

バンドワゴン効果とは、
多くの人が
評価しているものに対して

さらにより多くの人が
評価することを指します。

バンドワゴンは

  • バンド楽器隊
  • ワゴン荷車

つまり、
[パレードの先頭をいく楽隊車]
のことを言います。
パレードでは、
このバンドワゴンの
後に行列がついてきます。

その様子から
「バンドワゴン効果」
言われています。

・みんな持ってるから自分も欲しい
・みんなが良いというなら良いはず
・流行に乗り遅れたくない

という心理は
バンドワゴン効果が作用している
と言えます。

バンドワゴン効果と逆の行動心理

バンドワゴン効果とは正反対
行動心理もあります。

バンドワゴン効果は
世間の流行や大衆の評判を判断材料に
自分も同じようにしてしまう心理
のことを言いますが、

それとは逆に、
みんな持っているから欲しくない
というように、

「人と違うものが欲しい」
という行動心理で

バンドワゴン効果とは
逆の行動心理のことを
スノッブ効果といいます。

バンドワゴン効果の事例

バンドワゴン効果は
マーケティングなどでも多く
活用されていますので、
いくつか事例を見ていきましょう。

SNS

twitterInstagramなども
バンドワゴン効果が多く見られます。

フォロワー数やいいねの数が多い
インフルエンサーがいて

使っているバッグを
紹介していたとします。

そうすると、、

  • 私もそのバッグ欲しいな
  • フォロワーが多い⇒私もフォローする
  • いいねが多い⇒私もいいねする

というように、

バンドワゴン効果により
紹介された商品が
購入されるだけでなく、
相乗効果として
フォロワーが増えたり
いいね数が増えたりします。

インフルエンサーを活用した
マーケティング方法として
インフルエンサーマーケティング
と言われています。

LP・広告など

LPや広告などといった
何か商品やサービスを販売したい時にも
バンドワゴン効果はとても重要になります。

  • 累計1.5万人以上が参加したセミナー
  • 販売数1000個突破
  • 当店人気No1
  • 会員数100人突破!

などといった、
「他の人が良いと思っている」
ことが分かるキャッチコピーに
することで

  • 私も参加してみよう
  • 私も買ってみよう

というように、
バンドワゴン効果を活用する
ことが出来ます。

選挙・政治活動

選挙や政治活動などでは、
投票期日前に立候補者の予想投票数が
報道されます。

  • 最有力候補
  • 圧倒的優勢

など
票数が集まりそうな候補者に
より票が集まる傾向
バンドワゴン効果になります。

街頭演説でも
たくさんの人が集まっていると
まわりの人も
立ち止まったりすることや、

たくさんの聴衆がいる
人気がある人の街頭演説となり

バンドワゴン効果が働いている
と言えます。

バンドワゴン効果を活用する際の注意点

バンドワゴン効果は
多くの人が評価しているものに対して
さらにより多くの人が
評価することを指します。

このバンドワゴン効果を活用するには
伝え方がとても重要になります。

胡散臭いワード
セールス感が強いワード
かえって不安を煽ってしまいますので
注意が必要です。

また、
WEB上に商品やサービスを載せる場合は
景品表示法などにも気を付けながら
キャッチコピーを考える必要があります。

「全国No1●●!」など
会社にとって都合の良い嘘をつくのは
NGですので気を付けましょう。

バンドワゴン効果を活かすコツ

バンドワゴン効果をビジネスの場面で
上手く活用するコツがいくつかあります。

スケジュール

営業活動などでは、
忙しさを相手につたえること
バンドワゴン効果を生むきっかけに
なります。

「いつでも予定空いてます!」

よりも

〇日の〇時だったら空いてます

と具体的な日時を伝えた方が、
忙しさをアピールしやすくなり、

商談を多く抱えている

=たくさんの人が興味をもっている
=きっと商品やサービスが良いんだな

と思ってもらえる可能性が高くなります。

商品・サービスの売れ行きを強調

商品やサービスを販売する時に
効果的にバンドワゴン効果を活用するには、

制限時間を設ける
・見学・体験は1時間まで
・このサイトを見た48時間以内
・当日限定
・○○人に到達したら終了

具体的な数字を見せる
・販売個数○○個
・○○人が参加したセミナー

商品の陳列をあえて空ける
店舗で商品を販売する場合、
陳列をきっちりするよりも
わざと開けておく

上記のように、
店舗やWEBどちらにも言えることは

いつでも購入できるものではない

多くの人に支持されている
商品・サービス

ということをユーザーに
分かってもらえる工夫が大切です。

まとめ

バンドワゴン効果とは、
多くの人が評価しているものに対して
さらにより多くの人が
評価することを指します。

バンドワゴン効果は日常でも
とても多くあふれている
行動心理の1つで使いやすく
商品やサービスを
販売するためにはとても重要な
行動心理になります。

相手の心理状況を意識しながら、
商品やサービスを提供できるように
しっかりと理解しておきましょう。