マーケティング

シーディングとは?

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シーディングとは、
インターネット上で
自社の商品やサービスの知名度向上と、
売上拡大を目指すマーケティング施策のことです。

消費者が気軽にSNSなどで
情報収集が出来るようになった今の時代では、

企業側が発信している情報
よりも、
自分と同じ立場にいる消費者が発信している口コミ
を重視する傾向にあります。

自社の商品やサービスなどを
企業側が効率よく売上を上げるためには
このシーディングは
必要不可欠なマーケティング施策になります。

今の時代に合った
マーケティングをするためにも、
シーディングについて
しっかりと理解していきましょう。

シーディングとは?

シーディングとは、
英語でseedingと言い、
「種まき」「種植え」という
意味があります。

商品をいきなり多くの方へ認知させるのではなく、
地道に種まきを続けて行くことで
将来的に大きくてたくさんの実を収穫するイメージから
シーディングと言われています。

マーケティングで使う場合、
口コミの発生や拡散を目的とした
プロモーション施策全般の事を言います。

例えば、
他社よりいい商品や
サービスがあったとしても、

拡散力が無ければ多くの方へ
知ってもらうことは出来ません。

ですが、
口コミの発生や拡散を目的とした
シーディング施策を使うことで
多くの方へ認知を拡大させることが出来ます。

最近では、
インターネットの普及により、
企業のアカウントからの発信とは違い、
自分と同じ立場にいる消費者目線からの
シーディングを実施している企業が増えています。

シーディングに使用されるSNS

スマホやインターネットの普及により、
消費者が何か商品やサービスを
購入するとなった時に、
購入する前に情報を収集する人が
多くなっています。

その中でも多くの人が
SNSで商品の「口コミ」「評価」などを
確認する傾向にあります。

SNSといっても、

  • Instagram
  • X(twitter)
  • Tiktok
  • Youtube
  • Facebook
  • ブログ

とたくさんの媒体があるのですが、
それぞれのSNSごとに
特徴や利用しているユーザー層も違ってきます。

各SNSごとの特徴やユーザー層を理解して、
自社の商品やサービスが
シーディング施策をしていくにあたって
効果的なSNSを選択する必要性があります。

Instagram

Instagramは
写真や動画を
メインに共有するSNS
になり、

消費者の購買行動に
大きな影響を与えるSNSです。

利用者の年齢層は、
10~20代の若年層が中心となりますが、
最近ではシニア世代にも利用されています。

今までは、
GoogleやYahoo!などの検索エンジンなどから
情報収集をするのが多かったのですが、
最近はInstagramのハッシュタグによる
検索機能を使って情報収集する方が増えてきています。

シーディング施策の
「口コミを拡散させる」という観点から見ても、
Instagramには、
有名人と変わらない位の注目度がある
インフルエンサーが多く存在しているため、
親和性が高い商品をPRしてもらうことで
効果的に口コミを広めることが出来ます。

そうすることで、
「企業の宣伝感」を抑えることができ、
写真や動画で直感的に商品やサービスを
PRすることが出来ます。

X(twitter)

Xは匿名性の高いSNSとされており、
消費者のリアルな口コミが
素早く拡散される点が特徴と言えます。

利用者の年齢層は、
10~20代の若年層が中心となり、
続いて30代のユーザー層が多く利用しています。

リツイート機能により、
インフルエンサーが投稿した内容が拡散されやすく、
また、投稿内容にはECサイトなどの
リンクを添付することができるので、
直接的なコンバージョンに
繋がりやすいのが特徴です。

匿名性が高いSNSですので、
誰でも気軽にリアルな口コミを投稿できる
というメリットがある分、
デマや根拠のない情報が拡散されてしまう
デメリットがあることは理解しておきましょう。

Tiktok

ティックトックは
気軽に短い動画をテンポよく
閲覧できるSNSです。

利用者は10~20代が多いため、
若年層に対して商品を宣伝したい場合には
効果的なSNSになります。

注目を集めているインフルエンサーも多く、
若年層を中心に口コミが広がりやすい特徴があり、
インパクトのある短時間の動画を投稿することで
高い拡散力があります。

バックグラウンド再生が出来ないことから
集中して見るというよりも、
「ながら見」をする
ユーザーが多い特徴があります。

動画を視聴するという意識が強いため、
エンゲージメントを
得やすいSNSになっています。

Youtube

Youtubeは
動画のプラットフォームとしては
世界最大であるため、
商品やサービスの具体的な使い方や
自分が利用しているイメージを
伝えやすいSNSになります。

国内のユーザーは7000万人以上と言われており、
スマホを持っている多くの人が
頻繁に利用しているという特徴があります。

動画で商品やサービスのPRができ、
消費者は短時間で多くの情報を受け取ることができ、
商品やサービスの具体的な使い方や
価値を理解されやすいというメリットがあります。

動画のコメント欄から口コミを確認できるため、
視聴者に良いインパクトを与えることが出来ると
Youtubeだけでなく、他のSNSで拡散される
という特徴もあります

Facebook

Facebookに関しては、
不特定多数のユーザーにリーチできない仕様のため、
国内では他のSNSに比べてインフルエンサーに
使われていないSNSになります。

ですが、関係性の深い友人同士が
フォローしている割合が高いことから
密なシーディング施策が可能なのが特徴です。

ブログ

SNSが普及する
前から使われているブログは
テキスト・画像・動画と様々な方法で
消費者へ訴求できる媒体になります。

今の時代では、ブログ単体というよりも
インフルエンサーが保有するXやInstagramなどの
SNS投稿と組み合わせて使うことで
ブログへの流入が増え、
商品を深く知ってもらうことが出来るのが特徴です。

シーディングがマーケティングで有効な理由

シーディングが
マーケティング施策をするのに
有効な理由としては5つあります。

❶PR感の少ない自然な投稿ができる

企業からのPR感が強い投稿は、
内容すら見ない消費者が多い中、

消費者からの距離感が近い
インフルエンサーが投稿することで、
自然な形で投稿内容を見てくれるだけでなく、
興味・関心を抱かせることが出来ます。

❷多種多様なターゲットにアプローチできる

色んな媒体で活躍する
インフルエンサーを起用することで
多種多様なターゲットにアプローチすることが出来ます。
どんな商品やサービスでも
それに合った媒体を見つけることが出来ます。

❸広告宣伝費を削減できる

消費者が商品やサービスを認知した上で、
口コミをすることで
拡散が期待できるシーディングでは、

拡散されることで
消費者からさらに消費者へ
費用が掛からず勝手に伝わる形で
認知が広がる特徴があります。

そのため、
広告費がかかる従来のマーケティングに比べ、
広告宣伝費を削減できる
というメリットがあります。

❹消費者からの信頼が得やすい

企業が一方的に
自社の商品やサービスを伝える情報では、
都合がいい内容ばかりと思われがちです。

ですが、
シーディングによるマーケティングでは、
見ている消費者と同じ目線に立つことができ、
消費者のリアルな声として情報が伝えられるため
信頼が得やすいメリットがあります。

❺色んな手段でサービスを拡散できる

シーディングは、SNSをはじめとした
色んな媒体でサービスを拡散することが出来ます。

口コミを拡散するための手段は、
SNSだけでなく、

  • 会話
  • 口コミサイト
  • ブログ

など様々です。

シーディングを使うことで
従来のマーケティング手法では
届かなかった消費者にも
認知拡大することが出来ます。

まとめ

シーディング施策を成功させるためには、
自社の商品やサービスと相性のいい
媒体やインフルエンサーを
選定することが大切です。

いくら良い商品やサービスがあったとしても、
それが誰の目にも触れなければ
拡散されることはありません。

自社の商品やサービスなどを
企業側が効率よく売上を上げるためには
このシーディングは
必要不可欠なマーケティング施策になります。

今の時代に合った
マーケティングをするためにも、
シーディングについて
しっかりと理解しておきましょう。