仕事やプライベートなどといった
人と関わっていくときに、
相手にいい印象を
もってもらうことはとても大切です。
でも、
などと悩むこともあるかと思います。
そういった場面で使える
非常に有効な方法として
『ミラーリング』という
心理学におけるテクニックがあります。
ミラーリングは
人とのコミュニケーションや
人間関係を上手に構築していくのに
とても役立つ手法になります。
今回はそのミラーリングについて
お伝えしていきます。
ミラーリングとは?
ミラーリングとは、
相手の言葉や仕草を
鏡に映った自分のように
マネることにより、
相手に親近感や好意を
抱かせるテクニックのこと
を言います。
ミラーリングの内容
ミラーリングに
どのようなものがあるのかというと、
視覚的なミラーリング
- 身振り
- しぐさ
- 表情
- 視線
聴覚的なミラーリング
- 声のトーン
- 話すリズム
- 話すスピード
などがあります。
ミラー(鏡)のようにマネることにより
相手に親近感や好感を持たせる
心理テクニックになります。
- ミラーリング効果
- ミラー効果
- 同調効果
とも言われています。
ミラーリングのやりかた
ミラーリングを実際に
どのように活用するのかを
見ていきましょう。
動作で使えるミラーリング
ポピュラーなミラーリングとして
挙げられるのが
動作のミラーリングになります。
● 相手が言ったことを繰り返す
● 相手がお茶を飲んだら自分も飲む
● 相手がペンを持ったら自分も持つ
などとさりげなく動作を合わせます。
全く同じ動作でなくても大丈夫です。
タイミングを少しずらしたり、
わざとらしくないように
自然に行うのがポイントです。
感情・表情で使えるミラーリング
動作以外にも、
感情表現や相手の表情の同調も
ミラーリングとして効果的です。
⇒自分も楽しそうな表情で話を聞く
⇒自分も真剣な表情
⇒それは困りますね…と同調する
などのように
感情や表情を同調することで
相手は自分の気持ちを
理解してくれていると感じます。
そうすることで
相手は信頼感が増し、
居心地が良いと感じます。
ミラーリングの注意点
ミラーリング効果を活用することは
相手とのコミュニケーションが
円滑に進む可能性がありますが、
注意点もあります。
ミラーリングを
意識しすぎるがあまり
わざとらしくマネをすると
相手に気づかれてしまい、
逆効果になってしまいます。
足や腕を組む動作をマネるときは、
相手との関係性や状況を考慮しないと
悪印象になります。
これらに気を付けながら
ミラーリングを活用しましょう。
ミラーリングが効果的な理由
というと、
類似性の法則とは?
類似性の法則とは、
自分と共通点を持つ人に親近感を
覚える心理作用のことを言います。
- 性別
- 人種
- 学歴
- 出身校
だけでなく、
ミラーリングでも活用される
- 言動
- 思想
などにも影響します。
「類は友を呼ぶ」というように
人は自分と共通点を持つ人に
親近感を覚えますので
ミラーリングが効果的である
と言えるのです。
まとめ
ミラーリングは
プライベートだけでなく、
ビジネスでも心理学的に効果のある方法
だということを
分かって頂けたかと思います。
人は無意識的に
自分と共通点を持つ人に
親近感を覚えますので、
ミラーリングを取り入れることで
人間関係を円滑にすることが
出来ます。
ミラーリングをするためには
相手をよく観察し、
理解することが大切です。
わざとらしくないように
自然体で取り入れるように
実践してみましょう。